言葉の意味

誕生○○って、結構いろいろあるのですね。
誕生星ってのがあると聞きまして、調べていましたらいっぱい出てきました。
私の誕生日だと、これ↓だけあるみたいです。

誕生花
・オモダカ
・トキソウ
・マリーゴールド
・ホタルブクロ
・シャクナゲ
・アンスリウム（赤）
・エクメア・ファッシアータ
・マリーゴールド（八重）
・スカシユリ
誕生星：アルファ・カメーロパルダリス【α Camelopardalis】（きりん座α星）
（協調性ある恋愛上手）
誕生石：クリソベリル・アレキサンドライト（愛と性の充実）
誕生鳥：クロコサギ（保護）
誕生魚：プラティ（中盤）
誕生虫：コクヌスト（フローチャート）
誕生果：愛甘水（梨）（満ち足りた愛）
誕生すし：こもちわかめ（成功）

…寿司、まで、あるのですね。
あ、梨は好きですよ。和梨を生で食べるのがいいですね。



本題。

誕生日をいろんな方に祝っていただきました。
本当にありがとうございます…っ！嬉しいです！

いつの日か、みなさんにお返し出来ますことを祈って。

【とある日常…？】

助けてと声無く叫んだのは『もう一人の君』で
助けると呟き返したのは。

 

「――…助ける、よ」

聞こえた声は、『もう一人の私』
姿形も、声色も、まだ幼いこの頃は瓜二つの。

月明かりの元で繰り返される、歪んだ儀式。
視界も身体も、血生臭く染まる、だけの。

少女にとっては今更のこの場所は、然し彼はまだ来た事が無い筈。
それ以前に、この儀式の事は何一つとして話していない。
能力に目覚めて以来、面会など数える程も無かったのに。

何故此処が。
何故あなたが。

問いたい言葉が、喉元で途切れた。
誰に止められる事もなく、少女の目の前まで歩んでくる彼の、
少しだけ笑って、少女を覗き込む彼の影が、

 

影が、蜘蛛の形を、して。

 

暴れる心臓は『驚愕』だが、
震える掌は『恐怖』だが、
取り返しのつかない現実は『夢』じゃない。

巫女として求め続けた、土蜘蛛。
だけれど、彼を巻き込みたい訳じゃなかった。
狂信的な上層部に振り回されるのは。血生臭い所より汚い世界を知るのは。
苦しむのは、私だけで良かったのに。

…でも、本当は心の何処かで知っていた。
彼は『もう一人の私』
私が能力を持つのならば、彼もそうあって然りなのだと。

流れる雫は、悲哀か、後悔か、それとも歓喜か。

本当はそう望んでいた。
本当は――

【本当は判っていました。涙なんて流れなければいいのに】

――月は雲に覆われ、だけど君はもう戻らない。